重さを表すカラット(carat)

ダイヤモンドの質を表す4Cの中でも、カラットは一番分かりやすくよく知られている要素です。
カラットとはダイヤモンドの重量を表す重さの単位で、1カラットは0.2g換算となります。
昔、宝石を計るはかりの重りとしてカロブと言ういなご豆が利用されていた事が名称の由来とされています。
発掘される多くの原石は1カラット未満の小さなものばかりなので、大粒の原石は大変稀少な存在となります。
通常は小数点第2位まで、または第3位までで表記し、カラットが大きければ大きいほど価値は高まります。
そのため重量以外の条件が全て等しい場合は、重量の大きなダイヤモンドほど高価なダイヤとなります。

形を表すカット(cut)

4Cの中のカットとは、ダイヤモンドの研磨の事を表しています。
他の要素とは異なり、唯一人の手が加えられる人工的な要素です。
カットには様々な方法がありますが、ダイヤの輝きを最高級に引き出すのは58面体のラウンドブリリアントカットと言われています。


デジタル処理の画像:Al Gilbertson、© GIA、提供:Michael Goldstein

カットではプロポーションとフィニッシュが評価の対象となり、「EXCELLENT」を最高位、「POOR」を最下位として5段階の評価がなされます。
通販等では実物の輝きを確認する事はできませんが、この4Cのバランスを比較する事によって質の良いダイヤモンドを選ぶ事ができます。